テクニカル分析 とは

投資052-1FX (外国為替証拠金取引) で利益を出すためには、大きなトレンドに乗りながら売買のタイミングを狙う必要があります。 そこで FX (外国為替証拠金取引) や株式投資をはじめ、投資の世界で広く使われている代表的な方法には、「 テクニカル分析 」 と 「 ファンダメンタル分析 」 とがあります。

そこで今回は、「 テクニカル分析 」 について解説します。


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■ テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、チャート などを利用して過去の値動きのデータを統計学的に処理して値動きのパターン分析を行い、現在の値動きのパターンと比較して相場の動向を予測する手法のことです。 テクニカル分析の結果は、買いどきサイン、売りどきサイン、損切り(ロスカット)の水準などを提示し、投資家は分析結果を参考にして売り時や買い時を見極めます。 テクニカル分析を行う投資家は、テクニシャン(パソコンを作って売買)とチャーティスト(主にチャート分析)とに大別されます。

テクニカル分析が成り立つためには、次の3つの前提が必要です。

(1) 歴史は繰り返す。
人間の心理は過去も現代も大して変わらないという前提から、過去に有効だった法則は将来も有効だという考え方です。

(2) 相場の値動きはトレンドを形成する。
中長期的に見てみると、相場は常に上下変動しながらも、ある期間において一定の方向への値動きがトレンドとして確認できるというものです。

投資069-1(3) 相場の動向は全てを織り込む。
相場変動に影響を及ぼす様々な要因は、全て為替レートに織り込まれるという考え方です。

実際のテクニカル分析では、「 テクニカル指標 」 といわれる各種の分析指標を用いて、過去と現在の相場の値動きのパターンを比較して、相場の動きを予測します。 「 テクニカル指標 」 とは、相場の変動を理解しやすくするために、チャートや折れ線グラフなどの視覚的な表現方法をとるための計算方法などのことです。 テクニカル指標は、トレンド型指標、オシレーター系指標、出来高指標の大きく3つに分類されます。 各テクニカル指標にはそれぞれメリット、デメリットがあります。

相場の方向性を知りたければトレンド系を使い、売り時と買い時の手掛かりが欲しいのならばオシレーター系を使う、というように、テクニカル指標にはそれぞれ特徴があります。 また、オシレーター系でも、上昇トレンドや下降トレンドで役立つ指標や、往来相場(ボックス相場)が得意な指標など、そのテクニカル指標に適した使い方を心掛ける必要があります。

まず最初にトレンド系チャートで相場の長期的トレンドを把握し、大きなトレンドに乗りながらオシレータ系チャートで FX (外国為替証拠金取引) の売買タイミングを探っていくというのがFX 投資の基本となるでしょう。

投資070-1テクニカル分析を行う上での重要なポイントは、投資期間に応じたテクニカル分析法を選択するということです。 スワップポイント(スワップ金利) を目的とする長期投資の場合に長期のチャートを見ないのは非常に危険です。 デイトレード(デイトレ)などの短期の投資に必要なチャートと中長期の投資に必要なチャートとは違うのです。  しかし、どんなFX (外国為替証拠金取引) を行う場合でも、長期のチャートで相場の大局を把握するのは重要なことです。

テクニカル指標にはそれぞれ計算式がありますが、FX 取引会社のツールが自動的に計算するので投資家がいちいち覚える必要はありません。 多くのテクニカル指標がある中で、どれが一番良いのかは一概には言えず、使いやすいと感じる指標には個人差がありますし、投資スタイルによっても異なります。 テクニカル指標を全て覚える必要はありませんが多くの指標の特徴を知り、ご自分の投資スタイルに合ったものを組み合わせて各指標の欠点を補完しあうと、投資の視野も広がるのではないでしょうか。

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■ トレンド型テクニカル指標とは


投資009-1トレンド型テクニカル指標とは、相場が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかといった相場の方向性を判断するのに向いている指標です。 上昇トレンドが形成されていれば買いを中心に、下降トレンドならば売りを中心にFX 取引を行うと良いでしょう。 主に中長期の投資に適しています。

  ▼ トレンド型テクニカル指標

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■ オシレーター系テクニカル指標とは


投資050-1オシレーター系テクニカル指標 とは、主として買われ過ぎ(割高感)や売られ過ぎ(割安感)を判断をするのに適した指標です。 為替相場は、一定の範囲内で値動きが推移する往来相場(ボックス相場)を取りやすく、オシレーター系テクニカル指標を利用して、相場に割安感が出た時は買い、相場にた時はその反動を狙って売る、というのがオシレーター系テクニカル指標の活用法です。 主に短期の投資に適しています。

  ▼ オシレーター系テクニカル指標

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■ 出来高指標とは


投資063-1出来高指標とは、出来高から通貨の人気を計るための指標です。 一般に、取引の出来高の増加とともに相場も上昇する傾向がありますが、相場がピークを迎えると同時に取引の出来高が細り始めている場合が多いものです。 つまり、出来高がピークを過ぎれば上昇トレンドだった相場もいったん調整局面となることは避けられません。 このように、市場の出来高には注意せねばならないのです。

これは下降トレンドのときでも同様です。 「 セリング・クライマックス 」 という言葉は典型的な底打ちのパターンを表現したもので、通貨の売りが売りを誘発し、通貨の取引高がある為替レートでピークを迎えると、そのレートを境にして相場の流れが反転する可能性があります。

出来高指標は単独で使われることはあまりなく、トレンド追従型指標やオシレータ系指標などと同時に利用される傾向にあります。

  ▼ 出来高指標

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投資066-1残念ながら、テクニカル分析は万能ではなく、その分析結果には 「 騙し(だまし) 」 と呼ばれる誤った分析結果も含まれます。 分析結果が騙しなのか、それとも真のサインなのかをバックテストなどで有効性を判定するのは重要なことです。 また、為替相場が過去と全く同じ動きになることはあり得ない話です。 過去と現在の経済情勢は違います。 テクニカル分析は参考にはなりますが、解析を過信せず、信用するのは6、7割程度までにとどめ、最終的には自己責任において判断しましょう。

過去のデータの分析を基本とするテクニカル分析に対して、政治経済情勢や気象条件などの諸条件をもとに将来の為替の動向を総合分析することを 「 ファンダメンタル分析 」 と言います。 ファンダメンタル分析は、比較的中長期的な投資に役立つと言われています。 テクニカル分析とファンダメンタル分析を合わせて判断することが理想的だと言われていますが、自分の投資スタイルに合わせて重視する分析法を使い分けても良いのではないでしょうか。

トレンドにはメイントレンド(主要トレンド)、二次トレンド、小トレンドの3種類があるそうで、さらに主要トレンドは3つの段階で形成されるといわれています。 いずれにしても最も重要なのは市場の方向性であり、主要トレンドをとらえることができるようになれば余裕のあるFX 取引ができるようになるでしょう。


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