株価純資産倍率 (PBR) とは

投資088-1今や世界中がグローバル化でつながる中、2007年8月の米国発の 「 サブプライムローン問題 」 の後遺症により、株式市場は大幅な世界同時株安の様相を呈しました。そんな最中、相場の上下に関わらず利益を出すことができる FX (外国為替証拠金取引) の人気は今後も増すことでしょう。 

しかし、為替相場は世界中で勃発する様々な要因に反応して複雑な値動きをするため、トレンドを大きく読み誤まることがあります。 情報分析の遅れや間違いが FX (外国為替証拠金取引) においても重大な損失につながることがあります。

素早く情勢判断をするためには必要最低限度の知識は必要です。 そこで今回は、景気に関連して企業業績を判断する経済用語の中から、「 株価純資産倍率 (PBR) 」 について解説します。


緑 仕切り線

■ 株価純資産倍率 (PBR : Price Book−value Ratio) とは、


「 株価純資産倍率 (Price Book−value Ratio)」 は一般に 「 PBR ( ピー・ビー・アール ) 」 と呼ばれています。 PBRは 「 株価 ÷ 1株あたり株主資本 (BPS) 」 で算出され、単位は 「 倍 」 です。 PBRは現在の株価が 1株当たり株主資本(1株当たり純資産) の何倍まで買われているのかを示す指標で、現在の株価水準が割安か割高かを判断するための指標の1つです。 一般に、PBRが1倍を下回っている銘柄の株価水準は割安と言われています。 また、近年は企業買収の際の企業資産の評価にもPBRが使われています。

PBR = 株価 ÷ 1株当たり株主資本 (1株当たり純資産)

青アクア仕切線

■ 株価純資産倍率 (PBR) の利用法


投資082-5PBRが1倍を下回っている銘柄は株価水準が割安であるといわれており、PBRの値が 「 1倍 」 というのが株価の下値を探る目安となります。 なぜなら、株価が企業の 解散価値 (企業を解散したとき、債務の返済後に残った資産額) を下回っているために割安になっていると考えられるからです。 PBRの値が1倍近くになれば、その株は割安感が出て株価は下げ止まりしやすくなります。 

逆に、PBRが高いほど 企業の資産 ( 株主資本 ) を超過して過大評価され、過熱しすぎた株価となっており割高な株価水準となります。

では、PBRが1倍から大きく上回ると全て割高感になるかと言えば、そう簡単には言えません。 なぜなら、PBRを算出するために用いられているのは 当期純利益 ではなく 純資産 (株主資本) であるので、PBRでは企業業績や将来性からの観点はありません。 他の指標についても言えますが、PBRはあくまでも株価の割安感を調べる指標の1つです。 そこで他の指標と補完しあいながら割安感を調べるのが常です。 PBRが1倍を大きく越えている場合には、ROE (株主資本利益率)PER (株価収益率)EPS (1株当たり当期純利益) など他の指標も参考にします。

投資さらに、企業の資産は過大評価され、負債は過小評価される傾向にあるので、真の企業の解散価値は目減りするため、株式投資をする上では バランスシート(貸借対照表) で含み損益等を時価で厳しく査定し、企業価値を正確に把握しなければなりません。

PBRの特性として、(1) PBRが1倍を下回る銘柄は割安株と見られて今後大きく上昇する可能性があること、(2) PBRが1倍近くになると株価は下落しにくくなること、の2点を覚えておくと便利です。


関連事項

▼ 外国為替市場
▼ 外国為替 (外国為替取引)
▼ インターバンク市場
▼ 対顧客市場(顧客市場)
▼ サブプライムローン (低所得者高金利型住宅融資) 問題
▼ リーマン・ショック とは
▼ トヨタショック とは
▼ 新会社法 (2006年5月施行) の変更点とは
▼ 貸借対照表 (バランスシート) とは
▼ 損益計算書 (P/L) とは
▼ 株主資本等変動計算書 とは 
▼ 売上総利益 (粗利、荒利益、粗利率) とは
▼ 営業利益 とは
▼ 経常利益 とは
▼ 税引前利益 とは
▼ 当期純利益 とは
▼ 株主資本利益率 (ROE) とは
▼ 一株当たり利益 (EPS) とは
▼ 一株当たりの株主資本 (BPS) とは
▼ 株価収益率 (PER) とは
▼ 株価純資産倍率 (PBR) とは
▼ 会社四季報 とは
▼ FX (外国為替証拠金取引) とは
▼ FX (外国為替証拠金取引) の認知度
▼ FX (外国為替証拠金取引) の市場規模
▼ FX (外国為替証拠金取引) のメリット
▼ FX (外国為替証拠金取引) のリスク
▼ FX (外国為替証拠金取引) は財産保全に有効

Google

   にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ  

スポンサードリンク



<<新会社法 (2006年5月施行) における会計方法の変更点 | ホーム | 株価収益率 (PER) とは>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://fxhyper.blog10.fc2.com/tb.php/169-aaf46863
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)