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損益計算書 (P/L) とは  財務諸表について

投資近年、世界的な投資ブームの影響を受けて為替相場も激しく乱高下する傾向が見られます。  そのスピードは速まり、実に様々な要因が働いて複雑な値動きをするため、FX (外国為替証拠金取引) で相場の変動を読みきれず、損失を出してしまうFX 投資家のかたも多いことでしょう。

2007年8月の サブプライムローン問題 に端を発した世界金融不安は、世界経済を大混乱に陥れました。 一般に、不況のときには為替相場が大きく動く傾向にあるようですが、激動する世界情勢の中、FX (外国為替証拠金取引) にもますますスピード感が求められています。 情報収集の遅れや情勢分析の誤りは大きな損失につながりかねません。

そこで今回は、景気にもに密接に関係する経済用語の中から、企業業績判断にしばしば用いられる 「 損益計算書 (P/L) 」 について解説します。


緑 仕切り線

■ 損益計算書 (P/L) とは


投資049-1財務諸表とは、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書などといった企業の財務内容を記した計算書です。 単なる呼称の違いなのですが、証券取引法では 「 財務諸表 」、税法上では 「 決算書 」、商法では 「 計算書等 」 と呼びます。

商法では、「 株式会社 」 は決算書類を広告しなければなりません。 決算内容を広く開示することで、利害関係者 (ステークホルダー) に対して企業の正しい情報を提供するためです。 逆に、少なくとも株式投資を行っている方は、企業の決算書を理解せずに株を買うのは非常に無謀であると言えるでしょう。

投資019-1損益計算書 (Profit & Loss Statement) とは財務諸表の1つで、会計期間中の企業の 「 収益 」 と 「 費用 」、および両者の差額である 「 利益 」 を明記した計算書を指し、企業の成績表というべきものです。 費用より収益の方が多いと利益になり、収益の方が少ないと損失になります。 帳簿上では数万ページにも及ぼうとする取引が、わずか数ページで表示されるためにとても便利です。 損益計算書は一般に 「 P/L 」 と略され、「 ピーエル 」 と呼ばれています。 

損益計算書は、企業の 「 収益 」 、「 費用 」、 「 利益 」 を表示することを役割としています。 損益計算書では、企業の利益がどうのように生み出されたのか経過を見るために、企業の利益を 「 上総利益 」、「 営業利益 」、「 経常利益 」、「 税引前当期純利益 」、「 当期純利益 」 の5つに分類して計算し、企業の事業活動と関連性が高いものから以下の順に記載するようになっています。

(1) 売上総利益売上高売上原価
(2) 営業利益売上総利益販売費及び一般管理費
(3) 経常利益営業利益営業外収益営業外費用
(4) 税引前当期純利益経常利益特別利益特別損失
(5) 当期純利益税引前当期純利益 − 税金

投資029-1損益計算書の 「 収益 」 とは、以下のものが該当します。
 (1) 売上高
 (2) 営業外収益
 (3) 特別利益

損益計算書の 「 費用 」 とは、以下のものが該当します。
 (1) 売上原価
 (2) 販売費及び一般管理費
 (3) 営業外費用
 (4) 特別費用

損益計算書では、「 利益 」 を計算する過程で、 「 収益 」 と 「 費用 」 を以下のように区分しています。
 (1) 企業の本業から発生するもの
       売上高売上原価販売費及び一般管理費
 (2) 企業の本業に付随して通常発生するもの
      営業外損益
 (3) 臨時的に発生し、通常は発生しないもの
       特別利益特別損失


青アクア仕切線

■ 当期業績主義と包括主義


投資損益計算書についての考え方は、どの費用及び収益を損益計算の対象とするかという点において、「 当期業績主義 」 と 「 包括主義 」 という2つに大別されます。

当期業績主義とは、損益計算書における利益を企業の通常の営業活動に伴い毎期発生する費用及び収益のみを損益計算書に記載します。 当期業績主義では、企業の通常の収益力を把握できます。

包括主義とは、損益計算書における利益を企業の処分可能利益に求め、企業の通常の営業活動に伴うものばかりでなく、臨時損益などを含めたすべての費用及び収益を損益計算書に記載しようとするものです。 包括主義では、一時的な費用及び収益も含めてしまうため、企業の通常の収益力を把握することはできません。 しかし、一会計期間中に発生した全ての費用及び収益を損益計算書に記載するため、処分可能利益を把握することができます。


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